「はい終わりましたよー」
という執刀医さんの声を聞いたときはどれほど安堵したでしょう。
執刀医さんはすぐに診察室を出ていったようで
顔を見ることはできませんでした。
もしかしたらそういう配慮もあるのかもしれません。
手術が終わると看護士さんから切り取った皮を見せられました。
なんだか鶏肉や豚肉の皮と同じようでした。
次に診察台の上で包帯を巻かれます。
これがかなり圧迫して巻くんです。
サオの長さが変わるくらいに。
麻酔が効いてなければすごく痛いんじゃないかと思いました。
そしてやっと診察台から降りることができます。
全身からすごい量の汗が出ていました。
診察台から起き上がるときに、
肌と診察台がくっついてベリッという大きな音を立ててしまいました。
看護士さんからも「汗かいちゃいましたねー」
と言われたのがちょっと恥ずかしかったです。
次に今後のケアの具体的な説明のためにまた個室に案内されます。
もう完全に憔悴しきっていてすれ違う看護士さんの
「お疲れさまです」っていう言葉にも
まったく返すことができませんでした。
感覚はありませんでしたが、
患部とパンツが擦れるのを極力避けようとして
かなり変な歩き方になっていました。
個室では、クスリの飲み方、包帯の巻き方などを教えてもらいました。
が、ほとんど記憶にありません。
あんな状態ではとても覚えられないと思います。
ですが、それらをまとめた紙をもらえるので心配はいりません。
術後も個人差はあれど色々な変化があるそうです。
どのような状態になったらまずいのか、
どうすべきなのかというのを全部まとめてありました。
病院も24時間体制で
医師が連絡を受け付けてくれるようだったので安心しました。
ひどい病院だと24時間連絡受付としておきながら、
自動音声で対応されるところもあるみたいなので
その辺のチェックはしっかりしておいたほうが良さそうです。
包茎手術後には本当にいろんなことが起こるからです。
説明を一通り聞くと包茎手術は終わりです。
やっと開放されるという思いが胸いっぱいに広がりました。、
しかし家に帰るまでも大変でした。
まず、歩きづらい。
麻酔が効いてきるので痛みはありませんが、
やはり患部はできるだけ何にも触れさせたくなかったので
かなり慎重に歩きました。
そして他の人がぶつかってきそうだったのも
ものすごく怖かったです。
普段は普通に歩いている駅前も、
今日に限っては銃弾が飛び交う戦場を歩いているような気分でした。
そんな中、やっと家に帰れるという思いと、
これから大変だという思いが交錯して複雑な気分でした。
が、それよえりもとにかく家に帰って早く寝たいと思っていました。
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